となりのデジタル42号 気象とデジタル

みなさんこんばんは。

 

突然ですが、ただいま、「史上初めてのことがおこるかもしれない」前夜をむかえております。

 

そう、台風 です。

 

台風の何が史上初なのか?

 

すでに報道されていますのでご存じの方も多いと思いますが、

今回の台風10号、史上初めて、東北太平洋側から台風が上陸

しそうなんです。

421.png

なんですか、この異様なルートは…。

422

weathernews」によりますと…

本来台風は、太平洋高気圧の縁に沿って進むのですが、今年の太平洋高気圧は日本の東に居座り

続けていて、

日本付近への張り出しが弱い状態。さらに、大陸からは「寒冷渦」が進んできました。

今回、この寒冷渦が西日本の上空に居座ってしまいます。

そこに、台風10号が東日本に接近。寒冷渦の周りを回る反時計回りの風に乗ってしまい、

北西の方面へ進む史上初のコースをとる、とのこと。

 

史上初のルート、ということは、

特に東北地方ではこれまで想像したことがなかったような雨や風が吹く、

ということですから、

「予想だにしなかった河川の氾濫」

「秋の味覚への打撃」

などが心配されています。

 

そのパワーは甚大で、

今回、30日にかけての最大風速は東北で35メートル、関東で23メートル。

東日本では、このあと30日未明に1時間で50ミリ以上の非常に激しい雨が降るとのこと。

 

—–豆知識———————————————————–

風速35メートル=速さの目安は

「特急列車」木造住宅の全壊が始まる。走行中のトラックが横転する。

風速23メートル=速さの目安は「高速道路の自動車」。

鋼製のシャッターが壊れ始める。道路標識が傾く。

1時間50ミリの雨=傘なんてものは役に立たない。

バケツをひっくり返したような雨。都市では下水管から雨があふれる。

———————————————————————

 

とにかく、いま会社におられる方は早く帰りましょう!

朝はマックスの注意を払いましょう!

 

と、だんだん何のメルマガか分からなくなってきましたが、

今日は「気象とデジタル」のお話です。

 

 

我々が日々テレビ、ネット、あるいはスマフォアプリを通じて得ている天気予報は、

気象庁で行なっている「数値予報」をベースに作成されています。

 

で、日本の気象庁は、1959にスーパーコンピューターを導入して数値予報をはじめたそう。

つまりここから約60年の間、天気を数値で分析しまくっているという、

いわば「ビッグデータ活用の超老舗」なわけです。

 

そんな中、世界のIBM「企業向けの気象予測」を始めた、というニュースが昨年ありました。 

 

「気象は企業の業績にとっては唯一最大の外的変動要因である」という立場から、

IBMThe Weather Company社とタッグを組み、

「気象情報というビッグデータ」と、「前例のない数のIoTに対応したシステムとデバイス」を

組み合わせて、企業における意思決定を根本的に変えることを企図しています。

 

小売業やメーカーの場合、「天候」がビジネスに大きな影響を及ぼすのは周知のとおりですが、

結局は企業のシステムは「一般的に毎日が同じ状態であると仮定されている」IBMは指摘します。

 

結果として、近い将来に極端な気象による混乱が生じることが分かっていても、

必ずしもそれが業務上の対応を行うきっかけにはならない、と。

 

これが生かせる分野ですが、

 

保険

アメリカでは、自動車が『ひょう』で損傷したという保険請求に毎年10億ドル以上はらって

いるそうです。

保険会社は、契約者にテキストメッセージを送信して、迫り来るひょうについての警報と、

安全な避難場所を通知できるようになり、これによって保険契約者は損傷を受ける前に車両を

移動できる、と。

これにより年間数百万ドルのコスト削減が見込めるそうです。

 

小売業

気象現象の影響に対する理解と予測が向上すれば、小売業者は必要に応じて、

地域単位または全国規模で人員配置計画やサプライチェーン戦略を調整できるようになる、と。

 

・電力会社

テキサス州の気温が華氏90度(摂氏32度)から華氏95度(摂氏35度)に上昇すると、

1日当たりの電気料金は2400万ドル増加するそう。

このシステムを使えば、電力消費量をより正確に予測できるようになり、

過剰な発電を避けられると同時に、サービスの中断を減らし、

顧客へのサービスを改善できるようになる、と。

 

と、よく考えればそうだよね、というものが並んでいました。

 

雨が降れば外に出なくなるもの。このあたりがビジネスに影響するのは分かっているけど、

普段の仕事ではなかなか表舞台に出てこないのではないでしょうか。

こういう普通の感覚をデータで説明していく、という、

いわば行動データの大元みたいなものに、我々はもっと向き合わなくてはならないかもしれませんね。

 

 

ちなみに、ご想像がつくと思いますが、日本はいわゆる気象データ大国

これだけ気象的出来事が多い国だからこそ、多種多様なデータが集まっています。

先述の気象庁は、2007年ごろから外国にデータを提供するようになりました。

 

世界気象機関からアジアの気象業務で指導的立場に指名され、

各国が数値予報を使って正確な予報ができるように研修を開くようになり、

いまやこのビッグデータ活用手法が世界40か国に普及しているとのこと。

 

特にアジアでは、精度の高い予報を農業に役立てる、というニーズがあり、

気象庁の試みは大いに歓迎されているようです。

 

 

先日のリオ五輪閉幕式でも話題になったTOKYOですが、

こんなところにも、〝日本版CSV″のようなもののシーズが転がっている気がしますし、

探せばもっといろいろなものが見つかる気がします。

 

そんな大きな夢をいだきつつ、今日は帰ります!

 

 

 

 

 

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