となりのデジタル第31号 上半期終了。ちょっと立ち止まって

 

2016年も、早くも半分が過ぎました。 激動の上半期、皆様どんな半年でしたでしょうか?

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この時期になると、いろんな16年上半期ランキングが発表されます。

ご参考までに、ふたつほどご紹介します。

 Google 検索急上昇ワード ランキング

1位:ベッキー

2位:SMAP

3位:熊本地震

4位:清原和博

5位:小林麻央

6位:前田健

7位:冨田真由

8位:ディーンフジオカ

9位:おそ松さん

10位:竹田圭吾

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ベッキーですか。あの一件は今年1月の話ですね。早いものです。

 mazon ランキング大賞 「本」部門

 1位:おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本(カール=ヨハン・エリーン)

2位:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見 一郎、古賀 史健)

3位:MEKURU VOL.07 (小泉今日子) (ギャンビットパブリッシング)

4位:天才(石原慎太郎)

5位:余命三年時事日記(余命プロジェクトチーム)

6位:幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII岸見 一郎、古賀 史健)

7位:あの日(小保方 晴子)

8位:TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 Educational Testing Service 

9位:小学校学習漢字1006字がすべて読める漢字童話(井上 憲雄)

10位:カエルの楽園(百田尚樹)

 

1位は子供がすぐ寝るという噂の絵本ですね。

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このご時世、幸せになるのも、嫌われるのも勇気がいるようです。

ちなみに私は、1冊も読んでません…。

 

さて、デジタルの世界でも、この上半期はいろんな潮流がありました。

「IoT」「AI」「VR」といった言葉を聞かない日はありません。

 

この世界の移り変わりの早さは言わずもがなですが、

なかなか振り返る時間もなかったりで、そのスピードを実感するのは難しいかもしれません。

 

ということで、少しだけ前にタイムスリップしてみたいと思います。

 

宣伝会議「アドタイ」の、4年前(2012年7月4日)の記事です。

江端 浩人さん(事業構想大学院大学教授、株式会社IMJ(アイ・エム・ジェイ)執行役員CMO)

という方が、「2012年上半期を振り返る マーケティングとテクノロジーのトレンドは?」と題して書いています。

全文は下記です↓

http://www.advertimes.com/20120704/article74575/

 

ものすごく簡単にまとめると…

————————————————————–

・スマートフォン経由のインターネット接続はますます伸びるだろう。

「通話」から「通信」へと利用が変わってくるのでは。

・LINEがこれからどんどんすごくなっていく。

・最近注目されていて、12年下半期に広まるであろう考え方は“Always On”と“Inbound

marketing”。

・“Reach”や“Frequency”だけでなく、何かしら違う指標が必要になってくるであろう。

————————————————————–

どうでしょう?

 

たった4年前の話なのに、「いつの時代の話をしてんだ?」くらいに隔世の感がありませんか?

ここで話されていることは、幸か不幸かどれもあっという間に常識になってしまいました。

 

今日なんとなく聞いた新しい話が、あっという間に常識になる。

改めて日々の勉強の大事さを痛感せざるを得ません。

ということで、最新のニュースをひとつご紹介します。

—————————————————-

皆さん、こちらのムービーをご覧になったことありますでしょうか?

 

■パナソニック

 家族のきずな篇 一人で夢を成しとげた人はいない 60

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https://www.youtube.com/watch?v=C-4tSQZ2m-w&spfreload=10

 

いよいよリオ五輪も開幕間近な中、ハートフルな広告が増えていますね。

有名どころでは、あのP&GThank You,Mom」シリーズ。

リオ版はこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=MQ3k6BFX2uw

 

このパナソニックのムービーも同じ流れの中にある、と思われますが、

この動画、ちょっとした工夫がなされているそうです。

 

動画を最後まで見てもらうためにどうすればよいか?と考えたとき、

パナソニックは「動画の視聴者の感情の起伏の変化を分析しよう」

と考えたそうです。

 

Webの動画ではどこで離脱したかは明らかになるものの、なぜ離脱したのかまでは分からない。

そのため、何を改善すれば離脱率が下げられるのかといった具体策に落とし込めていなかった」

という課題を持っていた彼らは、

動画を閲覧する視聴者が

・どのシーンで心に温かみを感じたのか

・驚きを感じたのか、

・あるいは悲しい気持ちになったのか

といった分析を実施しました。

 

例えば、動画の前半部分に感情の起伏が見られない場合には、離脱が増える可能性があるので、

感情に与える影響が大きいシーンを動画の冒頭に配置し直すなどの改善を

行ったそうです。

 

事前に「静岡・陸上篇 夢に向かって走り続ける」と、

綾瀬はるかさんが出演するテレビCM2種類を上記の観点で調査して分析したのち、

最終的に「家族のきずな」篇ができた、とのこと。

※これらの動画は下記の「Beautiful JAPAN towards 2020」ページからご覧になれます。

http://panasonic.jp/olympic/bj2020/athlete.html

 

結果、動画の完全視聴率が高まり、

インストリーム型の広告ではクリック率が4.2%になるなど高い成果につながった、とのこと。

 

4.2%! ちょっと見たことない数字です。

 

この調査は、動画広告ネットワークの「アンルーリー」というイギリスの会社が

提供しているものでした。

この調査、

パソコンなどに搭載されているカメラを通じて閲覧者の表情を分析する「フェイシャルコーディング」

と、アンケート調査の合わせ技で行うものだとのこと。

 

フェイシャルコーディングだと、「どの場面で集中して見ているか」がわかるそうです。

ただ、それだけだと、内容が分からないから集中しているのか、関心が高いから集中しているのかが

分からないので、アンケート調査も並走させてそのあたりの情報を補うそうです。

ふむふむ。

 

そして、アンルーリーはいよいよ「感情ターゲティング」なるメニューの提供を始めるようです。

 

パナソニックの事例のように、クリエーティブの最適化を行うという使い方もさることながら、

これらの調査で集めた膨大なデータをつかって、

特にブランドへの好意度や購入意向の向上と関連性の高い感情を抱いた層を割り出し、

アンルーリーの持つオーディエンスデータから、性別・年齢といったデモグラフィック情報や、

興味関心、動画の閲覧デバイスなどでセグメントを作る、と。

このセグメントと近しい人を広告ネットワークから見つけ出して、広告を配信するということです。

 

同じ広告が出た人は、涙腺ゆるみポイントがいっしょだ、ということですね!

 

事前の調査が必要だったりするので、腰を据えて取り組まないとなかなか難しいかもしれませんが、

デモグラ・インタレストマッチ的なターゲティングを超えて、もっと高い効果を求める

クライアント側の意向の高まりが、このようなサービスを生み出したと言えるでしょう。

 

情報もサービスもとにかく多い今日この頃、何が残っていくかも分かりませんが、

その底にあるクライアントのニーズを常に意識して、自分たちが取り残されないように

しないといけないですね。

  

ということで、今回はちょっと総論的にお送りいたしました。

皆様の下半期のご健勝を心より祈念しております!

 

 

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