となりのデジタル第36号 スマホゲームを変えた!? ポケモンGO

もう最近の話題と言えば、 160328pokemongo01 ですね。

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ここ数日、プレイヤーの姿やSNSの投稿、ニュースで見ない日はないかもしれません。

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「なずきのおと」でTwitter上の反響をしらべてみましたが、

海外での先行リリース以降でみていくと、日本国内での「ポケモンGO」関連の言及は

120Tweetを超えてます。(7/25 2100時点)

 

国内外でかなり盛り上がってます。

ちなみに私は嫁さんに怒られながら、アプリの調査だと週末ちょこちょこやりまして、

Lv13、図鑑は53体くらいになりました。

 

3営ではLV19という方もいらっしゃいました。

それ以上の方がいらっしゃったらすいません。

 

米国では、リリースより1週間でポケモンGO1日のアクティブユーザー数が

SpotifyNetflixPandora、そしてTwitterを上回るくらい異常な普及を見せました。

http://ascii.jp/elem/000/001/194/1194898/

 

Netflix2010年にストリーミング配信を開始、

Twitter2006年にサービスを開始ということを考えるとここ数年稀に見る

超大ヒットアプリともいえます。

 

ちなみに、77日の公開から1週間後の714日に2,500万ユーザーを超えてピークに。

その後、徐々に低下が続き、720日時点ではおよそ2,200万ユーザー程度にまで低下したようですが、

それでもすごいですね。

 

日本でも7/22から公開されましたが、

私も初めてマネージャーからもうやったか?と日本リリース後聞かれました。

40を超えた方からスマホゲームについて振られたのは初めてです。

 

そしてよくも悪くも社会現象が起きてます。

 

海外での状況を踏まえ、国がリリース前に注意喚起という異例対応。

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その内容が的確でわかりやすいと話題にも。

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深夜の0時を回っているのに公園には数多くのプレイヤーが集まったり、

http://yaraon-blog.com/archives/88642 

 

ナンパにはくれぐれもお気を付けください。

http://rocketnews24.com/2016/07/25/779401/

外に出るだけなら悪い話ではなく、

 

【医師として薦めたくなる『ポケモンGO5つの健康効果】

http://allabout.co.jp/gm/gc/464938/ という記事も。

※周辺住民に迷惑をかけなければ、ですね。

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警視庁も歩きスマホによる事故を防ぐため、新宿駅で呼びかけるまで・・・

ちなみに、25日午前11時半までに全国でポケモンGOをしながら自動車を運転をするなどして

取り締まりを受けた件数が71件、また、事故は人身事故が4件、物損事故が32件・・・

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2829632.html

・・・問題 の方が多いかもしれません。

その他、

  • ポケモンGOで任天堂の株が急騰でストップ高。
  • 一流スポーツ選手やセレブが多数。
  • 『レアなポケモンはどこで見つかるか?』という検索が急上昇。
  • 米ニューズウィークが『検索ワードでポルノを超えた』と報じる。
  • うつ症状が改善すると言われている。
  • マイル主流のアメリカでメートルの認識が広がる。

というようなこともあるようです。

まさにカオス状態です。↓以下日本での状況のまとめサイトです。

http://matome.naver.jp/odai/2146915471924046301

 

なぜそこまで人気になったのか。今回はそこを簡単にまとめたいと思います。

 

ちなみに、企画は2013年ごろから取り組まれていたとのことで、

開発の経緯は下記をご参照ください。

 

【『ポケモンGO』がブームになるまで…】

http://www.inside-games.jp/article/2016/07/26/100610.html

 

なぜこれほどまでに世界中の人々を惹きつけるのか?

 

最大のポイントは、

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AR技術を使うことで、スマホのカメラを通して画面を見ると、そこにポケモンが現れる。

そのポケモンを、モンスターボールを使って捕まえる。GPS機能を使った『位置情報ゲーム』

という既存の要素に加え「ポケモンの世界観」がまさにリアルに体験できる。 

ポケモンファンが夢にまで見た「実際の場所に行くと、そこでポケモンを捕まえることができ

る」要素を実現しているところである。 

従来のゲームの根底とは異なるリアル×ゲームのあり方が示されたと思います。

※米ナイアンティック・ジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は

「皆が家の外に出て、もっと歩き、新しい場所へ向かい、友達と楽しむゲームだ」とも強調

してます。

 

家で、電車で、一人で、というゲームのイメージとは一線を画すものになりました。 

ただ、特筆すべきなのは、ARでも位置情報でもないと思います。

(もちろんその技術があってこそですが、現時点においては超最先端技術でもなくなってき

てます)

スマホ到来以降に潮流になってきた二つの技術ではありますが、

この技術の組み合わせのゲームだけであればここまでのヒットにはいかなかったと思います。

※前述の開発経緯記事中にある、ポケモンGOのベースである位置情報をベースとした

陣取りゲーム「イングレス」は新しいゲームのあり方を示してますが、

ポケモンほどの爆発的なヒットまではいってません。

 

何よりも20年愛され続けてきた「ポケットモンスター」という

コンテンツであったからこそここまでの話題になってきていると思います

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デジタル技術が日々アップデートする中、

我々はクライアントと向き合う過程で、「デジタルテクノロジーを使用せよ」

「あの会社の企画はバズったからおなじことはできないのか」、

「これだけ技術が発達しているのになぜ○○できないのか」みたいなことを

一度でも言われたことがありませんでしょうか?

 

手法論や技術だけで人の心に残ったり、人を動かせるわけではありません。

あらたなゲームの形をしめしてはいますが、それ以上に、「ポケモンGO」のヒットは

世の中の人はどのようなことを望んでいるのかを考え、

そのためのコンテンツ(情報)は何かということを突き詰める・・・

「人を動かす本質」は昔から変わっていないと個人的には強く感じた次第でございます。

 

テクノロジーによる手法やアプローチが多様化しても、

我々はそのポイントを忘れてはいけないのだと思います。

 

ただ、その本質は考えきった上でどのように世に出していくか、

というところは特にデジタル領域における知識やアンテナはこれまで以上にもち、考えなければなりません。

コンテンツの発信先はもう、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・OOHだけではないですからね。

 

最後にまじめなことを書きましたが、

いちポケモンGOプレイヤーとして、攻略情報をのせて、締めさせていただきます。

 

■「ボール100%当て」「楽々レベルアップ」「進化固定」など

http://japanese.engadget.com/2016/07/25/go-100/ 

■狙ったポケモンを見つける方法

https://gamy.jp/pokemongo/pokemongo-reapokemonget

■「ポケモンの巣」まとめ

http://pokemon.appbako.com/archives/2775

■レア早見表

http://pokemongo.biz/%E6%94%BB%E7%95%A5/3418/

■距離別タマゴ孵化一覧表

http://pokemongo.biz/%E6%94%BB%E7%95%A5/2828/ 

■大きさと重さのXLXSの意味がついに判明

http://pokemongo.biz/%E6%94%BB%E7%95%A5/3652/

■またポッポかよ・・・という方へ朗報(発想の転換)

https://pokemongo.gamewith.jp/article/show/35068

 

 

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となりのデジタル第35号 アムステルダムのデータな暮らし

暑い夏がやってきました。

エアコンガンガンで、

キンキンのビールゴクゴクのんで、

リオオリンピック観戦を

楽しみたいものです。

 

一方、電気消費量も気になる季節でもありますが、

本日は、スマートシティの最前線

オランダ アムステルダムの取組を紹介します。

 

これはなんでしょう?

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TreeWiFiと呼ばれ、

街中の街路樹に設置し、周辺の大気を計測する鳥の巣型デバイスだそうです。

屋根のLED照明は、

大気が良好であれば緑色。

不良であれば赤色に点灯する仕組みです。

さらに測定データは誰でも閲覧することができます。

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スマートメーターと呼ばれ、

利用頻度の高い家電製品にメーターを設置することで、

エネルギー利用量を計測できるそうです。

一般家庭で500件以上設置されており、

住民の電力の無駄を意識させるきっかけを作る活動を推進してます。

 

このスペースは?

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会社に行かなくとも会議に参加できる

テレビ会議室のフリースペースだそうです。

通勤による交通渋滞や通勤に伴うCO2が減ったそうです。

 

これらのマップは?

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あらゆるオープンデータのマップだそうです。

自身の周辺で、

どのくらい電力が消費されているか?

公園やレジャー施設はどこにあるか?

空きオフィス空き家はどこにあるか?

駐車場はどこにあるか?

ソーラーパネルを設置するのに適した場所は?

などなど…

100近い種類の地図が無償で公開されてます。

 

これ以外にも、

市民、企業、行政、研究機関など

多様なパートナーと連携して

80以上のプロジェクトが動いているようです。

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これらすべてのプロジェクトは

アムステルダム・スマートシティ・プロジェクトのHPにて

見ることができます。

オランダ語なのでなかなか解読が難しいですが、

新しいことがはじまる予感がする

ワクワクするページです…

https://amsterdamsmartcity.com/

そして

このプロジェクトの張本人。

東日本大震災チャリティイベント「HOPE STEP JAPAN」にも

登壇したアムステルダムスマートシティプロジェクトマネージャー

ヘル・バロン氏は語ります。

 

「データや情報を活用して芝らしい取組を行っていると、

聞こえが良いが、まだまだ変革の始まりの時期である。

ただし、多くの都市はまだ変革期にすら入っていない。

変革について考えはじめてもいない。第一歩は、

変革したいと自ら定義することでしょう」と。

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アムステルダムという

「生きた実験室」

はこれからも注目です。

 

この「となりのデジタル」も、

デジタルシフトという環境変化のど真ん中で、

皆様の変革の一助に少しでもなれると幸いです。

 

 

となりのデジタル 第34号 カンヌ

電通デジタルも7/8に対外的に発表会を実施しました。

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私自身、電通デジタルとどのような関係で仕事を進めるのがよいのか、

まだまだ模索中ですが、世の中の反響はそれなりにありましたね。

Twitterなどで調べてみると、以下のような記事が読まれているようです。

発表会の内容や、この会社を取り巻く環境変化などについて、

書かれているので、まだ読んでいらっしゃらない方は、チェックしてみてください。

■markezine

http://markezine.jp/article/detail/24771

■DIGIDAY

http://digiday.jp/agencies/dentsu-digital-launch/

ちなみに電通デジタルのHPはこちら。

https://www.dentsudigital.co.jp/

 

という話の前の期間になりますが、618日~25日にカンヌライオンズ2016が開催されました。

カンヌ

昨今デジタルテクノロジーの祭典としては、SXSWやCESの方に注目が集まっている気がしますが、

広義のクリエイティビティという意味では、カンヌライオンズから学ぶところはまだまだ大きいと

思います。

私も全作品を見ているわけでないですが、各部門のグランプリだけ見ても、参考になるものは

たくさんあります。

 

例えば、今年のtitanium部門のグランプリを取ったREI「# OPTOUTSIDE」

※Titanium部門というのは、刺激的かつ、全く新しい次元を切り開く斬新なアイディアを賞賛する

部門で、2005年に設立されました。

近い将来の先進事例なるようなキャンペーンに与えられます。

2014年には、ホンダの「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」がグランプリを取りましたね。

F1好きの私としてはたまらない企画でもあったので、一応リンク貼ります。

https://www.youtube.com/watch?v=_0ZTPCoQ4jI

 

で、REI「# OPTOUTSIDE」がどんなキャンペーンかというと。

まずは、こちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=lMsxrJeJ8lU

カンヌ2

 

アメリカで感謝祭翌日に恒例となった大規模セールが行われる、毎年11月の第4木曜日を

「ブラックフライデー」と呼びます。

クリスマス商戦の開幕をも意味するブラックフライデーは、一年で最もモノが売れる日です。

赤字から黒字に転換するという意味で「ブラック」です。

「#OptOutside」で、アウトドア用品店のREIは、人々をアウトドアへと誘うため、

ブラックフライデーに営業を行わないことを宣言しました。

REIは、全143店舗を休業した上で、約1万2000人の従業員に給与を支払い「彼らが最も望むこと、

つまりアウトドアで過ごすこと」を奨励。

当日はオンラインでの決済も行わないとし、生活者に対しても「値下げに飛びついて店舗に閉じ

込められるのではなく、自然の中で過ごそう」と呼び掛けました。

アドエージによると、宣言から24時間でメディアインプレッションは27億回を記録。

テレビなどでも大きく報道され、最終的には67億回に達しました。

140万人がキャンペーンに賛同し、ショッピングの代わりにアウトドアで過ごすことを選びました。

さらに、150を超える企業が店舗の休業に追随。何千もの国立公園が当日に敷地を無料で開放した

そうです。

日本語でわかりやすくまとめてあるのが、こちらのサイト。

https://newstory.jp/posts/3257

拡散のさせ方はデジタルですが、着想は社会に対するインサイトと、コンシューマー・インサイト

ですよね。

こういうのを見ると、テクノロジーだけを学んでも、マーケティングのベースがなければ、

世の中を動かす仕組みは作れないなと思ってしまいます。

一方で、テクノロジーの仕組みを知っていないと、ここまでの拡散の仕組みも作れません。

双方のスキルを高度化させなければ、世の中をアッと言わせるようなクリエイティビティは

作れないですね。

しばらくはカンヌライオンズ英語版のオフィシャルページに受賞作品がアップされているので、

他の作品も是非チェックしてみてください。

 

受賞作品(英語)※日本語サイトにはまだ乗ってません。

http://www.canneslionsarchive.com/winners/

 

日本語だと、このサイトも便利です。

http://matome.naver.jp/odai/2146636557845455001

 

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3営特命デジマチーム

 

となりのデジタル第33号 七夕

お疲れ様です。

本日は七夕ですね。

デジタルの世界も七夕まで及んでおります。

その名も「「みんなの七夕プロジェクト2016」です。

主催は、電通、バスキュール、LINEの3社です。

https://tanabata-project.jp/

上記公式Webサイト上で短冊を書いて、完成した短冊をシェアできます。

短冊の願いの現在のトップは、「大切な人のこと」に関する願いみたいです。

デジタルになっても七夕らしいのが良いですね。

しかもJAXAの協力で、集まった願いを宇宙に届けるイベントもあったりします。

プロジェクトは、8月6日まで実施してます。

 

さて、先日、個人的にデジタル領域に本気で取り組まなければと思うことがありました。

それは、「インターネット広告市場の推移と各代理店の売上推測」のグラフをみました。

具体的なグラフを提示できず申し訳ございません。

 

下記は3営業局局内限にしてくださいませ。

 

それによれば、2015年の売上順位は、

・1位 電通国内連結

・2位 CA

・3位 HDY

・4位 電通単体

・以下専業代理店

 

そのグラフでは、

・CAが急激に売上を伸ばしている。

→これはもう脅威だと感じている方も多いかと思いますので、特に不思議はないですが、

このままだと抜かれてしまう位の右肩上がりです。

・HDYも順調に右肩上がり。

→これも脅威は脅威です。

 

そして私が一番驚いたのが、(周知の事実かも知れませんが、、、)

1位の電通国内連結と4位の電通単体のことです。

この差、約1.8倍。

今、トップなのは、「連結」だからです。

 

この連結対象になにがあるかご存知でしょうか?

 

そうです、みなさま大変お世話になっているcciとDASLです。

(もちろん、連結対象はこの2社だけではございません。)

この2社の売上が大きく寄与しているのです。

両社に感謝しつつも、疑問が出ませんか?

両社ともに電通グループなのに、なぜ、この2社が入ると1位になっているのでしょうか?

 

そうです。この2社は、電通だけでなく、ADKが属するWPPグループともお仕事をされています。

そちらの売上が伸びてきているのです。

そして、売上構成の電通シェアが落ちてきているらしいのです。

 

そんな中、7月1日より電通デジタルが出来ました。

我々は、今一度、電通の状況を冷静に考え

電通デジタルを(表現悪いかもですが、)“使い倒していく”しかないのではないでしょうか?

 

みなさん、一緒に使い倒しましょう!!!

 

3営特命デジマチーム (文責:新部)

 

 

となりのデジタル 第32号 アドブロック

話題のアドブロックについてレポートします。 

まずは自らのスマホで実験、↓いれてみました。

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で、実験結果ですが、

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など、バナーはサクッとブロックしますね。

いろいろめぐってみましたが、ネイティブアドはブロックされないようです。

 

先日、ロイター研究所が発表した「デジタルニュースレポート2016」で、アドブロックのレポートが

まとめられました。

 

26の国にまたがる5万人以上のオンライン利用者を対象としたこのレポートですが、

アドブロックをもっともよく利用しているのは、ニュースをオンラインで読む人と35歳未満の人たちで

あることを示しています。

 

とはいえ、調査結果は国や地域で大きく異なっているようです。

たとえば、ポーランドはアドブロックの利用者の割合が38%と高くなっていましたが、

日本では広告をブロックしていると回答した人はわずか10%でした。

 

そこで、本記事では、米国、英国、日本、ポーランド、ドイツの5つの国に焦点を当て、

アドブロックを利用している人々と、その理由をレポートしていたので、こちらで紹介させていただきます。

 

◎日本でのアドブロック利用者は「たった10%」

 

ポーランドでアドブロックの利用が多い理由としては、ニュースサイトに大量の広告が掲載されていることに

加え「きわめて煩わしい」広告を掲載した違法なビデオストリーミングサービスの利用者が多いことが考えら

れる。イギリスでは、アドブロック利用者の割合は21%で、アドブロックのおかげで新聞社がもっとも大きな

痛手を被っているという。

 

その一方、日本の利用者はたった10%しかいない。

この普及率の低さは、認知度の低さによるという意見が多いようだ。

極東の島国だからこその結果かもしれない。

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回答者のほとんどは、アドブロックをノートパソコンかデスクトップパソコンで利用すると述べているが、

このことはパブリッシャーにとって多少の安心材料といえる。

2015年には、インターネットへのアクセスに利用する主なデバイスとして、

モバイルデバイスを挙げる人の方がデスクトップパソコンを挙げる人より多くなったからだ。

 

また、この傾向は2016年に28%拡大すると、ゼニスオプティメディア(ZenithOptimedia)は

2016年の「メディア消費予測(Media Consumption Forecasts)」で伝えている。

 

◎日本では全年齢で低い割合

ロイターのデータは、ある明確なメッセージをパブリッシャーに伝えている。

それは、アドブロックを利用する割合のもっとも高い年齢層が18歳から24歳までということだ。

ただし、年齢が上がるにつれてアドブロックへの関心は小さくなっている。

 

なお、日本においては、全年齢において低い割合となっていることが興味深い。

この様子だと、マーケターやパブリッシャーたちは、アドブロックについて

まったく気にしなくてもいいというレベルだろう。あくまで、「いまのところ」だが。

 

一方、スマートフォンユーザーの間ではまだアドブロックは広く普及しておらず、

アドブロックを利用している人の割合はわずか8%だった。

ただし、回答者の3分の1が、来年にはアドブロックを利用するつもりだと答えている。

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欧米ではこのような状況でも、このレポートからは暗いトンネルの出口に射しこむわずかな光が見えてくる。

どの国でも若年層の人たちはアドブロックの利用率が高いユーザーグループであるものの、

無料ニュースの広告を受け入れる心づもりができている若者が世界中で増えているというのだ。

 

◎ユーザー体験はどの国も課題

人々がアドブロックを利用するようになった理由は実にさまざまだ。

レポートによれば、理由はひとつだけではないものの、

広告の量とユーザーを追跡する広告の存在を理由に挙げる回答者がどの国でも群を抜いて多かった。

 

本項目については、日本は比べるべくもないというレベルであることは、上記2つの結果から明らかだろう。

しかし、インターネット上のプライバシー保護については、国内においても、年々関心が高まっているのを

感じる。もしかしたら、日本でも近い将来、雪崩を打つ可能性もあるかもしれない

アドブロックを利用する人の増加は、パブリッシャーが直面している大きな問題のひとつだ。

ある研究者は、パブリッシャーが現在行っている対策以上のことをしなければ、

2020年までに350億ドル(約36600億円)の損害を被ることになると予測している。

 

◎男性が高い利用率 

また、パブリッシャーはアドブロックにおける男女差の問題にも直面している。

男性の方が広告をブロックしている割合が高いが、レポートによれば、

女性はニュースを読むために、Webサイトやアプリではなくソーシャルメディアを利用する傾向がはるかに

高いという。

 

アドブロックはパブリッシャーが直面している大きな問題のひとつだが、レポートによれば、企業は進化と

対応を続けているという。現在、多くのパブリッシャーがスポンサードコンテンツにシフトしているが、

スポンサードコンテンツでは、ほかの記事コンテンツと同じ書式、フォント、テンプレートが使用されること

が多く、ブロックをするのが困難だとレポートは指摘している。

===

アドブロックへの対策として、「The New York Times」のウェブサイトでは、広告ブロックサービスを使用

ているユーザーに対して

記事を非表示にするというテストを行っており、フランスの大手新聞各社が同様の措置を開始しており、

広告ブロック機能をオンにしていると「記事を読むには広告ブロック機能を解除するように」という警告

が表示されるようになっています。

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今後、日本においても「アドブロック」の比率はあがってくることが予想されます。

各クライアントが、ブロックせずに見たいと思わせるだけの中身がある広告作りをすることが、

未然にアドブロックを防ぐポイントの一つとなるのではないかと思います。

 

主観ですが、モバイルにくらべると、いまだにテレビや交通屋外媒体は、消費者にとってよい広告体験を

もたらしていると思います。

モバイルという小さな画面で、それを達成するには、より多くの成功体験と常識を覆すアイデアが必要に

なりますね。

  

3営特命デジマチーム (文責:佐藤)

 

となりのデジタル第31号 上半期終了。ちょっと立ち止まって

 

2016年も、早くも半分が過ぎました。 激動の上半期、皆様どんな半年でしたでしょうか?

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この時期になると、いろんな16年上半期ランキングが発表されます。

ご参考までに、ふたつほどご紹介します。

 Google 検索急上昇ワード ランキング

1位:ベッキー

2位:SMAP

3位:熊本地震

4位:清原和博

5位:小林麻央

6位:前田健

7位:冨田真由

8位:ディーンフジオカ

9位:おそ松さん

10位:竹田圭吾

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ベッキーですか。あの一件は今年1月の話ですね。早いものです。

 mazon ランキング大賞 「本」部門

 1位:おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本(カール=ヨハン・エリーン)

2位:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見 一郎、古賀 史健)

3位:MEKURU VOL.07 (小泉今日子) (ギャンビットパブリッシング)

4位:天才(石原慎太郎)

5位:余命三年時事日記(余命プロジェクトチーム)

6位:幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII岸見 一郎、古賀 史健)

7位:あの日(小保方 晴子)

8位:TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 Educational Testing Service 

9位:小学校学習漢字1006字がすべて読める漢字童話(井上 憲雄)

10位:カエルの楽園(百田尚樹)

 

1位は子供がすぐ寝るという噂の絵本ですね。

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このご時世、幸せになるのも、嫌われるのも勇気がいるようです。

ちなみに私は、1冊も読んでません…。

 

さて、デジタルの世界でも、この上半期はいろんな潮流がありました。

「IoT」「AI」「VR」といった言葉を聞かない日はありません。

 

この世界の移り変わりの早さは言わずもがなですが、

なかなか振り返る時間もなかったりで、そのスピードを実感するのは難しいかもしれません。

 

ということで、少しだけ前にタイムスリップしてみたいと思います。

 

宣伝会議「アドタイ」の、4年前(2012年7月4日)の記事です。

江端 浩人さん(事業構想大学院大学教授、株式会社IMJ(アイ・エム・ジェイ)執行役員CMO)

という方が、「2012年上半期を振り返る マーケティングとテクノロジーのトレンドは?」と題して書いています。

全文は下記です↓

http://www.advertimes.com/20120704/article74575/

 

ものすごく簡単にまとめると…

————————————————————–

・スマートフォン経由のインターネット接続はますます伸びるだろう。

「通話」から「通信」へと利用が変わってくるのでは。

・LINEがこれからどんどんすごくなっていく。

・最近注目されていて、12年下半期に広まるであろう考え方は“Always On”と“Inbound

marketing”。

・“Reach”や“Frequency”だけでなく、何かしら違う指標が必要になってくるであろう。

————————————————————–

どうでしょう?

 

たった4年前の話なのに、「いつの時代の話をしてんだ?」くらいに隔世の感がありませんか?

ここで話されていることは、幸か不幸かどれもあっという間に常識になってしまいました。

 

今日なんとなく聞いた新しい話が、あっという間に常識になる。

改めて日々の勉強の大事さを痛感せざるを得ません。

ということで、最新のニュースをひとつご紹介します。

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皆さん、こちらのムービーをご覧になったことありますでしょうか?

 

■パナソニック

 家族のきずな篇 一人で夢を成しとげた人はいない 60

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https://www.youtube.com/watch?v=C-4tSQZ2m-w&spfreload=10

 

いよいよリオ五輪も開幕間近な中、ハートフルな広告が増えていますね。

有名どころでは、あのP&GThank You,Mom」シリーズ。

リオ版はこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=MQ3k6BFX2uw

 

このパナソニックのムービーも同じ流れの中にある、と思われますが、

この動画、ちょっとした工夫がなされているそうです。

 

動画を最後まで見てもらうためにどうすればよいか?と考えたとき、

パナソニックは「動画の視聴者の感情の起伏の変化を分析しよう」

と考えたそうです。

 

Webの動画ではどこで離脱したかは明らかになるものの、なぜ離脱したのかまでは分からない。

そのため、何を改善すれば離脱率が下げられるのかといった具体策に落とし込めていなかった」

という課題を持っていた彼らは、

動画を閲覧する視聴者が

・どのシーンで心に温かみを感じたのか

・驚きを感じたのか、

・あるいは悲しい気持ちになったのか

といった分析を実施しました。

 

例えば、動画の前半部分に感情の起伏が見られない場合には、離脱が増える可能性があるので、

感情に与える影響が大きいシーンを動画の冒頭に配置し直すなどの改善を

行ったそうです。

 

事前に「静岡・陸上篇 夢に向かって走り続ける」と、

綾瀬はるかさんが出演するテレビCM2種類を上記の観点で調査して分析したのち、

最終的に「家族のきずな」篇ができた、とのこと。

※これらの動画は下記の「Beautiful JAPAN towards 2020」ページからご覧になれます。

http://panasonic.jp/olympic/bj2020/athlete.html

 

結果、動画の完全視聴率が高まり、

インストリーム型の広告ではクリック率が4.2%になるなど高い成果につながった、とのこと。

 

4.2%! ちょっと見たことない数字です。

 

この調査は、動画広告ネットワークの「アンルーリー」というイギリスの会社が

提供しているものでした。

この調査、

パソコンなどに搭載されているカメラを通じて閲覧者の表情を分析する「フェイシャルコーディング」

と、アンケート調査の合わせ技で行うものだとのこと。

 

フェイシャルコーディングだと、「どの場面で集中して見ているか」がわかるそうです。

ただ、それだけだと、内容が分からないから集中しているのか、関心が高いから集中しているのかが

分からないので、アンケート調査も並走させてそのあたりの情報を補うそうです。

ふむふむ。

 

そして、アンルーリーはいよいよ「感情ターゲティング」なるメニューの提供を始めるようです。

 

パナソニックの事例のように、クリエーティブの最適化を行うという使い方もさることながら、

これらの調査で集めた膨大なデータをつかって、

特にブランドへの好意度や購入意向の向上と関連性の高い感情を抱いた層を割り出し、

アンルーリーの持つオーディエンスデータから、性別・年齢といったデモグラフィック情報や、

興味関心、動画の閲覧デバイスなどでセグメントを作る、と。

このセグメントと近しい人を広告ネットワークから見つけ出して、広告を配信するということです。

 

同じ広告が出た人は、涙腺ゆるみポイントがいっしょだ、ということですね!

 

事前の調査が必要だったりするので、腰を据えて取り組まないとなかなか難しいかもしれませんが、

デモグラ・インタレストマッチ的なターゲティングを超えて、もっと高い効果を求める

クライアント側の意向の高まりが、このようなサービスを生み出したと言えるでしょう。

 

情報もサービスもとにかく多い今日この頃、何が残っていくかも分かりませんが、

その底にあるクライアントのニーズを常に意識して、自分たちが取り残されないように

しないといけないですね。

  

ということで、今回はちょっと総論的にお送りいたしました。

皆様の下半期のご健勝を心より祈念しております!

 

 

となりのデジタル第30号 政治とデジタル

先週世界に衝撃が走った出来事と言えば、イギリスのEU離脱ですね。

そして、離脱決定後の世界各国の証券取引所における株価の下落も大きなニュースになっています。

 

というわけで、今回のテーマは「政治とデジタル」です。

 

そもそも政治や選挙って、

・選挙戦略プランナーがPoll(アンケート調査)に基づいて、

・社会を構成するどの層(ターゲット)に対して、どのような施策によって指示を集めるかの戦略を立て

・それを実現するために、シンプルで分かりやすい言葉(コピー)によって伝えていく

という、まさに、全国民を対象としたマーケティング&コミュニケーション、とも言えるかと思います。

 

それら「政治活動」もデジタル時代の到来によって、さまざまに様変わりしています。

 

 

201012月~20112月「アラブの春」

 

最早少し前の出来事になりましたが、2010年から2011年にかけて起こったアラブ地域における民主化運動

通称「アラブの春」では、その運動に際して、SNSが大きく寄与したと言われています。

 

それまでは、革命が成るときは、強力なリーダーが運動を導いていくパターンでした。

しかし、この「アラブの春」における各国の一連の運動において、象徴となった固有のリーダーはそんざいせず、

本当に市井の学生や市民の運動家が、SNSを駆使して運動を展開し、革命を成し遂げました。

 

Facebookによって、抗議集会等活動への参加を呼びかけ、

既存政権が報道しない事件・運動の展開に関しても、SNSを通じて市民に情報を発信していったのです。

 

この一連の民主化運動でSNSがどのような活用されたかに関して、総務省がレポートを出しており、

下記から読むことができます。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc1212c0.html

 

2008年米国大統領選挙 オバマ候補

それよりも前の2008年の世界の政治における大きな出来事は、米国大統領選挙でのオバマの勝利

オバマ大統領の選挙戦勝利の大きな要因のひとつとして、SNSをフル活用したこと、と言われています。

 

※下記、Naverにきれいにまとまっています。

http://matome.naver.jp/odai/2134823971183396201

また、オバマ大統領を熱烈の支持者による映像が大いに話題になったりしました。

Super Obama Girl https://www.youtube.com/watch?v=AIiMa2Fe-ZQ

 

これって、いわば、勝手Viral Movieと言えると思います。

  

2016年米国大統領選挙民主党予備選 バーニー・サンダース候補

そして、直近の事例で言うと、先日ようやく決まった民主党の大統領候補のヒラリー・クリントン氏に、

最後の最後まで肉薄し、

そして今もまだ若年層を中心に熱狂的な支持を集め、社会現象となっているのが、バーニー・サンダース候補。

 

大企業や富裕層ではなく、社会の中流層以下の層向けの政治施策を提唱しているため、大口の寄付金を期待できな

い代わりに、クラウドファンディング方式で、大多数が200ドル以下の小額寄付金ながら、

数十億円を集めています。

 

2000年代前半、Googleの隆盛時に、ロングテールのエンパワーメントであるとか、インターネットの本質は

小さな声の大多数の人に力を与える民主化であるとか、

色々と言われましたが、まさに実際の政治の世界でデジタルが力を持ち、実際に社会を変えて行っています。

 

 なお、日本でも来月参議院選がありますが、今回から18歳から投票権が与えられていますが、

Yahoo!みんなの政治」では、「政党との相性診断~18Ver.~」というコンテンツが用意されています。

 

政党との相性診断~18Ver         http://senkyo.yahoo.co.jp/match/youth/

政党との相性診断                              http://senkyo.yahoo.co.jp/match/party/

 

 ちなみに、イギリスの国民投票後、離脱に投票した人へのインタビューをBBCが行っていましたが、

「まさか自分の票が離脱に影響するとは思っていなかった。やり直せるなら残留に投票したい。」と

正直に語っていた人が話題になりましたが、、 

政治に限らず、デジタル化によって、「小さな個人」がかつてより力を持つようになりましたが、

その分、その「個人」の責任も大きくなってきている、ということなのだと思います。

  

今回はここまで。。